補習校に通っていたら大丈夫?帰国前に確認したい社会・地理の「学習の抜け」

*アフィリエイト広告を利用しています。

帰国前シリーズの歩数校に通っていたら大丈夫?の記事タイトル 海外子女・帰国生

※この記事は、私が実際に担当した帰国生との経験をもとに書いています。個人が特定されないよう、一部の状況は変えています。

「補習校に通っているから、日本の学校の勉強も大丈夫」

そう思っていても、帰国してから「社会が思ったより分からない」と気づくことがあります。

私は中学校で長く地理を教え、帰国生も担当してきました。

この記事を書こうと思ったのは、補習校に通っていた一人の生徒のことが、今も印象に残っているからです。

1. 補習校でも、すべての教科を同じように学ぶとは限らない

その生徒が通っていた補習校では、社会の授業時間はかなり限られていました。

さらに、「歴史か地理、どちらかを選んでください」と言われ、歴史を選んでいました。

そのため、日本の中学校に入学した時点では、日本地理を学ぶ機会がほとんどありませんでした。

ところが、日本の中学校に入学して一緒に勉強を始めてみると、日本の小学校で扱う歴史の内容も、十分には身についていないことが分かりました。

ここでお話しするのは、あくまで一人の生徒の例です。

補習校(補習授業校)によって、扱う教科や授業時間、学習内容は異なります。

だからこそ、

「補習校に通っているから大丈夫」ではなく、「実際に何を学んできたのか」

を帰国前に確認しておくことが大切だと感じています。

2. 帰国後、最初に困ったのは「メモを取ること」だった

入学して間もないころ、まず気づいたことがありました。

先生が伝えたことを、日本語で素早くメモするのに時間がかかっていたのです。

書き漏れがあり、それが忘れ物につながることもありました。

社会の授業では、地図帳や資料集をよく使います。

ところが、その地図帳や資料集を忘れてしまう。資料がないと、ただでさえ分かりにくい授業が、さらに分かりにくくなります。

これは「忘れ物が多い」と片づけられることではありません。

日本語で聞く、理解する、短く書き留める。

その一連のことに、まだ少し時間が必要だったのだと思います。

3. 日本地理をほとんど学んでいなかった

地理で特に苦労していたのが、47都道府県でした。

東京、大阪、 名古屋、広島、福岡といった名前は聞いたことがある。

でも、それが日本地図のどこにあるのかは分からない。

友達との会話の中で、

友達から、
「福岡に行こうよ」
と誘われても、福岡がどこにあるのか分からないこともありました。

地理は、テストのためだけの教科ではありません。

友達との会話、ニュース、天気予報、旅行。

日本で生活するための共通の土台にもなります。

だから私は、帰国生の地理の「抜け」を、点数だけの問題にはしたくないと思っています。

日本地理の準備については、こちらの記事で具体的に紹介しています。

📘帰国前に日本地理を学ぶ理由|47都道府県から始める中学準備

4. 帰国前に確認しておきたい4つのこと

難しい先取りをする必要はありません。

帰国前に、次のようなことを一度確認してみてください。

確認すること見ておきたいこと
47都道府県名前と場所が大まかに結びついているか
地方区分東北・関東・近畿・九州などの位置が分かるか
主要都市東京・大阪・福岡などがどこにあるか
日本語で短く書く力先生の連絡を短くメモできるか

全部できなくても大丈夫です。

日本地図を一緒に見ながら、

「ここは分かるね」
「ここはまだ知らなかったね」

と確認するだけでも、帰国後の準備になります。

5. 補習校に通っていても「何を学んだか」を確認しておく

補習校に通っていることは、日本語や日本の学習を続けるうえで大きな助けになります。

ただし、日本国内の学校と同じ教科を、同じ時間数、同じ進度で学んでいるとは限りません。

ですから帰国前には、

「補習校に通ったか」ではなく、「何をどこまで学んだか」

を一度確認してみてください。

家庭だけでは学習の抜けを整理しにくい場合は、個別に学習状況を見てもらう方法もあります。

📘 帰国前のオンライン家庭教師や個別指導については、こちらの記事でまとめています。

まとめ|帰国前は「全部やる」より「学習の抜けを知る」

補習校に通っていても、帰国後に初めて「この内容はほとんど学んでいなかった」と分かることがあります。

でも、帰国前にすべてを完璧にする必要はありません。

まず、

今まで何を学んできたのか。
まだ学ぶ機会がなかったところはどこなのか。

そこを確認するところからで十分です。

学習の「抜け」が見えれば、帰国後に何を補えばよいのかも分かりやすくなります。

帰国生を「できる・できない」で見るのではなく、「これまで、どんな学習機会があったのか」という目で見ていただけたらと思います。

本記事は、筆者の実体験と撮影写真をもとに執筆しています。読みやすさ向上のため、一部AIを補助的に活用しています。

タイトルとURLをコピーしました