ずっと憧れていたイギリス・コッツウォルズを訪れることができました。
はちみつ色の石造りの家々、緑の丘、花のある小さな村。
写真では何度も見ていましたが、実際に歩いてみると、本当に絵本の中に入ったような風景でした。
私たちが参加したのは、ロンドンからバスでコッツウォルズを巡る「みゅう」のツアーです。
私たちは旅行会社のツアーに組み込まれていたため、自分で申し込んだものではありませんでしたが、個人で申し込めるコッツウォルズの日帰りツアーもあります。
この記事では、実際に1日で4つの村を巡ったときの様子をご紹介します。
コッツウォルズはバスツアーで巡ってよかった
コッツウォルズには小さな村が点在していて、公共交通機関だけでいくつもの村を1日で巡るのは、なかなか大変です。
実は以前、子どもが自分たちでコッツウォルズを巡ったことがあります。
ところが、予定していたバスがなくなったり、途中でタクシーを頼むことになったりと、移動にはかなり苦労したそうです。
その話を聞いていたので、私たちは迷わずバスツアーを選びました。
実際に参加してみると、ロンドンからの日帰りなら、この選択でよかったと思いました。
ヴィクトリア駅からバスに乗り、あとは村から村へ連れて行ってもらえるので、その都度交通手段を考える必要がありません。
そして、車窓から眺めるイングランドの田園風景そのものも、旅の楽しみでした。
コッツウォルズの建物に使われているのは、この地域で採れる石灰岩「コッツウォルズ・ストーン」。やわらかな、はちみつ色の石造りの家々が続く景色は、コッツウォルズならではです。
途中で見えたオックスフォードの街
コッツウォルズへ向かう途中には、オックスフォードの街の近くも通りました。
ずっと憧れていた学園都市・オックスフォード。その一端を車窓から見ることができただけでも、私はとてもうれしかったです。
歴史ある建物が並ぶ街には、どこか重厚な雰囲気があり、「いつかここもゆっくり歩いてみたい」と思いました。
私たちが巡ったコッツウォルズの4つの村
私たちがこの日訪れたのは、次の4つの村です。

- バーフォード(Burford)
- バイブリー(Bibury)
- ストウ・オン・ザ・ウォルド(Stow-on-the-Wold)
- ブロードウェイ(Broadway)
同じコッツウォルズでも、村によって少しずつ雰囲気が違いました。
バーフォード|ハフキンズとブラシ屋さんの思い出
最初に訪れたバーフォード。
坂になった通りの両側に、はちみつ色の建物や小さなお店が並ぶ、とてもかわいらしい村でした。
ここで楽しみにしていたのが、老舗ベーカリー&ティールーム「ハフキンズ(Huffkins)」です。
ハフキンズは、1890年ごろにバーフォードで創業した老舗ベーカリーです。
私たちはHISのツアー参加特典として、ハフキンズの麻素材のバッグをいただいていました。
実際に手にすると、シンプルで使いやすく、コッツウォルズらしい雰囲気もあって素敵です。お店にはサイズやデザインの違うバッグがいろいろ並んでいて、同行していた友人は、お土産用にも購入していました。


そして、バーフォードでもう一つ心に残っているのが、The Oxford Brush Companyです。
通りの端、駐車場へ向かう広場の手前にあり、店内には用途の違うブラシがいろいろと並んでいました。
お店にいらした素敵なイギリス人の女性と少しお話をしながら、その中から一つブラシを選んで購入しました。
私が買ったブラシは、2024年6月当時4.95ポンド。小さな買い物ですが、今では旅の思い出の一つになっています。

有名なお土産を買うのとはまた違って、旅先の小さなお店で、その土地の方と言葉を交わしながら一つのものを選ぶ。そんな何気ない時間が、私は好きです。
煙突掃除などでもブラシが使われてきたイギリス。たくさんの種類のブラシを眺めながら、そんな英国の暮らしにも少し思いを馳せました。


そして後日、佐久間さんの「さくともCH」の動画を見ていたら、なんとこのお店が映っていました。
自分が実際に立ち寄った小さなお店を、動画の中でもう一度見つけたようで、うれしくなりました。
バイブリー|観光地を少し離れて住宅街へ
次に訪れたのはバイブリー。
ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と評したといわれる場所で、石造りの家々と川の風景は、やはりとても印象的でした。
有名な場所だけあって、この日は観光客もたくさんいらっしゃいました。
そこで一通り見学したあと、少し住宅街の中も歩いてみることにしました。
一歩、脇道に入ると観光客は私たちだけでした。きれいに手入れされたバラや庭のある家々が並び、とてもイギリスらしい素敵な住宅地が広がっていました。
観光名所として見るバイブリーとはまた違い、「ここで暮らしている人たちが、この土地を大切にしているんだな」と感じられる場所でした。
丁寧に手入れされたお庭から、地元への愛情まで伝わってくるようで、この住宅街の散策もとても印象に残っています。



ストウ・オン・ザ・ウォルド|ハフキンズでスコーンとひと休み
ストウ・オン・ザ・ウォルドでは自由時間があり、老舗ベーカリー&ティールームの「ハフキンズ」に入りました。
このとき注文したものは、次のとおりです。
・ビーフ入りのペストリー:9.95ポンド
・プレーンスコーン:3.95ポンド
・ジャム:1.00ポンド
・クロテッドクリーム:1.50ポンド
・フラットホワイト:3.95ポンド
合計は20.35ポンドでした。
※価格は2024年6月当時のものです。現在は変更されている可能性があります。
私は昼食として、ビーフ入りのペストリーを選びました。ショーケースの中から一つ選んだだけで9.95ポンドだったため、最初は「高いな」と感じました。
しかし、実際にはポテトチップスと野菜が添えられ、きれいに盛り付けられた一皿として運ばれてきました。思っていたよりもボリュームがあり、しっかりとした昼食になりました。
せっかくイギリスを訪れたので、本場のスコーンも食べたいと思い、こちらは別に注文しました。
近くの席にいらした日本人のご夫婦は、クリームティーを注文していました。スコーンと紅茶をゆっくり楽しみたい方には、クリームティーもよさそうです。
しっかり昼食を食べるのでなければ、クリームティーを選ぶのもよいと思います。
ただ、接客では少し居心地の悪さを感じる場面もあり、その点は少し残念でした。
それでも、食べたもののおいしさは印象に残っています。
後日、大阪・関西万博のイギリス館でハフキンズを見つけたときには、コッツウォルズで食べたスコーンを思い出し、懐かしくなって立ち寄りました。
旅の記憶は、食べ物の味と一緒に残るものですね。


ブロードウェイ|暮らしの中に入ったような村
最後に訪れたブロードウェイ。
はちみつ色の建物が並ぶ美しい村ですが、私が特に印象に残ったのは、広場のような開けた場所でした。
そこでは子どもたちが遊んでいて、観光地を見て回っているというより、ほんの少し、この村で暮らしている人たちの日常の中に入れてもらったような気持ちになりました。
コッツウォルズの美しい景色を見るだけでなく、そこで暮らす人たちの穏やかな時間に触れられたようで、とても和みました。
「ここに住んでいるみたい」と感じられた、私にとって心地よい村でした。

日本語で案内してもらえる安心感
今回参加したのは、「みゅう」のコッツウォルズ日帰りツアーでした。
この日は参加者がいくつかのグループに分かれており、「🇬🇧 SakuTomo ch」のさくまさんも、ガイドのお一人として同行されていました。
私たちを担当してくださったのは別のガイドさんでしたが、説明がとても丁寧で、安心して一日を過ごすことができました。
海外旅行中は、交通機関や時間、次に向かう場所など、知らず知らずのうちに多くのことを考えています。
その点、この日は集合場所に着くと、参加者は全員日本人。すぐに自然とおしゃべりが始まりました。
イギリスのほかの都市を訪れてきた方、ヨーロッパを広く周遊している方、長期滞在中の方などから旅のお話を聞き、情報交換もたくさんできました。
バスに乗ってからは、移動をお任せし、日本語の説明を聞きながら村を巡りました。旅行の途中で緊張が少しゆるみ、心からほっとできる一日になりました。
日本語ですべて案内してもらえることと、日本人ガイドさんが一緒にいてくださることのありがたさを感じたツアーでした。
ガイドさんに教えてもらった、思いがけないお土産
そして最後に、とっておきの思い出をもう一つ。
帰り際、私はイギリスで探し回っても見つからなかったお土産について、ガイドさんに尋ねました。
すると、「近くのスーパーにあるかもしれませんよ」と、なんとセインズベリーズ(Sainsbury’s)まで一緒に探しに行ってくださったのです。
探していたものの一つは、無事に見つかりました。商品が棚の高いところにあり、私には手が届かなかったのですが、ガイドさんが取ってくださいました。本当にありがとうございました。
もう一つは見つかりませんでしたが、その代わりにガイドさんがおすすめしてくださったのが、セインズベリーズのプライベートブランドの紅茶でした。
このティーバッグは、2024年6月当時2.40ポンド。とても手頃な価格でした。
せっかくなので買って帰ったところ、これがとてもおいしい。しかも、ティーバッグが丸くてかわいいのです。
丸型のティーバッグはマグカップの底に収まりやすく、見た目もかわいらしい形です。イギリスでは、スーパーのプライベートブランドを含め、普段使いの紅茶にも丸型のティーバッグが見られます。
私がイギリスで買ってきたほかの紅茶は丸型ではなかったため、箱を開けて丸いティーバッグを見たときには、とても新鮮に感じました。
イギリスの普段の紅茶文化に触れられたようで、この紅茶は私にとって特別なお土産になりました。
スーパーのプライベートブランドの紅茶に出会い、思いがけずお気に入りの一品に。探し物に付き合い、新しいお土産まで教えてくださったガイドさんの親切も含めて、忘れられない思い出になりました。
こうした偶然の出会いも、旅の醍醐味だと思います。


「🇬🇧 SakuTomo ch」の動画でコッツウォルズの雰囲気を見る
今回参加したツアーにガイドのお一人として同行されていたさくまさんと、ともさんによるYouTubeチャンネル「🇬🇧 SakuTomo ch」には、さくまさんがコッツウォルズを案内する動画が何本もあります。
写真だけでは伝わりにくい村の広さや、実際に歩いているような雰囲気を知りたい方には、とても参考になると思います。
私は帰国後にコッツウォルズ編の動画を見つけました。旅の思い出を振り返ったり、今回のツアーでは訪れなかった村の動画を見て、実際に行ったような気分になったりと、存分に楽しんでいます。
動画の中に、バーフォードで立ち寄った「The Oxford Brush Company」を見つけたときには、旅の思い出が鮮やかによみがえりました。
バーフォードのブラシ専門店は、動画の8分40秒ごろから紹介されています(動画:🇬🇧 SakuTomo ch)。
日本語で巡りたいなら「みゅう」という選択肢
私たちは旅行会社のツアーの一部として「みゅう」のツアーに参加しましたが、個人で申し込めるツアーもあります。
日本語で説明を聞きながら巡りたい方や、ロンドンから自分で交通手段を組み立てるのが不安な方には、こうしたツアーも一つの選択肢になると思います。
なお、私が参加したときに巡ったのは、バーフォード、バイブリー、ストウ・オン・ザ・ウォルド、ブロードウェイの4つの村でした。
訪問する村やツアー内容は変わることがありますので、申し込む際には最新の内容を確認してください。
私たちが利用した「みゅう」のコッツウォルズ日帰りツアーは、現在ベルトラからも予約できます。2024年の参加時とは訪問する村が一部異なるため、最新の日程と訪問先をご確認ください。
予約ページには、先ほどの動画に登場するさくまさんもトラベルアシスタント『ヒデ』として紹介されています。
英語ガイドのツアーもあります
「日本語でなくても大丈夫」という方なら、ロンドン発のコッツウォルズ日帰りツアーには、ほかにもさまざまな選択肢があります。
ロンドン発のコッツウォルズ日帰りツアーは、少人数で村々を巡るプランも用意されています。日程や訪問先を比較しながら、ご自身に合ったツアーを探してみてください。
ツアーによって訪れる村や滞在時間が違うので、まず「どの村に行きたいか」を確認してから選ぶのがおすすめです。
👉 GetYourGuideで現地ガイドのコッツウォルズ日帰りツアーを見るまとめ|ロンドンから1日でも、コッツウォルズの暮らしに触れられた
ずっと訪れてみたかったコッツウォルズ。
1日という限られた時間でしたが、バスツアーを利用したことで、それぞれ雰囲気の違う4つの村を巡ることができました。
バーフォードで出会ったブラシ屋さん、バイブリーの住宅街と美しい庭、ストウ・オン・ザ・ウォルドで食べたスコーン、そしてブロードウェイで感じた穏やかな暮らしの空気。
さらに最後には、ガイドさんに教えてもらったセインズベリーズの紅茶という、思いがけないお気に入りまでできました。
有名な風景を見るだけではなく、その土地で暮らす人と話したり、住宅街を歩いたり、子どもたちが遊ぶ姿を眺めたりできたことも、私には大切な思い出です。
ロンドン旅行の途中で、「1日だけイングランドの田園風景を見に行きたい」という方には、コッツウォルズの日帰りバスツアーもよい選択肢だと思います。
Have a lovely trip!(^^)/
本記事は、筆者の実体験と撮影写真をもとに執筆しています。読みやすさ向上のため、一部AIを補助的に活用しています。
