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🌿プロフィール

ご覧いただきありがとうございます。
旅行とサイクリング、そして2025年は大阪・関西万博(EXPO)で世界の国々に触れるのを楽しみにしているアラカン女性です。定年退職を機にブログを始め、新しい生活に飛び込んでいます。

毎日がチャレンジの連続ですが、「今日がいちばん若い日」という言葉を胸に、前向きにTryし続けています。

このブログでは、

  • 海外旅行におすすめのグッズ
  • 実際に行ってよかった場所
  • サイクリングの体験
  • 万博の楽しみ方
  • 便利なアイテムやお店の紹介

など、体験をもとに役立つ情報を発信しています。

約30年間、中高一貫校で主に地理を担当し、教育に携わってきました。
また、国際教育にも力を入れ、海外からの留学生のサポートや、アメリカ🇺🇸・フィリピン🇵🇭・台湾🇹🇼・ニュージーランド🇳🇿への海外研修引率、ホームステイの引率なども行ってきました。

生徒たちが海外で新しい世界に挑戦し、自分の可能性を広げていく姿を見て、私自身も “Get out of your comfort zone” を実践したいと思うようになりました。

さらに、海外にルーツを持つ方や、日本に興味を持ってくださる海外在住の方々に向けて、やさしい日本語(時には英語併記)で、少しずつ「日本の地理」の魅力も発信していきます。

私のペンネームの話

私は「るぴなす」というペンネームで+81geoを書いています。
この名前の由来になったのが、ニュージーランド・テカポ湖の旅でした。

ルピナスとの出会いは絵本から

子育て中、本の配送サービスを利用していた頃に届いたのが、絵本『ルピナスさん』(作:バーバラ・クーニー/訳:掛川恭子/ほるぷ出版)。
主人公の「ルピナスさん」は、町のあちこちに花の種をまき、やがて町中をルピナスの花でいっぱいにする女性。

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ほるぷ出版 HP より

そのストーリーが大好きで、「いつかルピナスの花で有名なニュージーランドのテカポ湖に行って、本場のルピナスを見てみたい」と夢見るようになりました。咲く時期は、例年11月中旬から1月上旬頃です。年末の休みを利用すれば、バッチリ見られる時期。

念願のテカポへいこう!

2017年の年末、ようやくまとまった休みが取れた私は、念願のテカポ湖行きを決意。ホテルの予約を試みましたが、すでにツアーでないとホテルの予約が取れない時期とのこと。個人旅行は断念してツアーに申し込みました。ギリギリまで、テカポのホテルだけが取れずやきもきしましたが、無事、ホテルが確保できました。

ようやくニュージーランド入りして数日後、テカポ湖に到着!さあ、ルピナスを見るぞ〜!と思ったら、現地ガイドさんが一言。

「今年は暖かかったので、ルピナスはもう終わってしまいました。」

……憧れのテカポ湖のルピナスは、なんと、枯れた“枝豆状態”でした。

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枯れた枝豆状態のルピナス!

奇跡の出会い

私ががっかりしているのを見たガイドさんが、こんなふうに声をかけてくれました。

「あそこなら、まだ咲いているかもしれません。少し離れますが、ご案内できますよ」

グループツアーでしたが、参加者は私達のグループだけ。リクエストの場所を案内してくださるとのこと。そこは、ガイドさん付きのツアーでなければ辿り着けなかったような地元の畑の一角。
車で走ったあと、ついた畑で、なんとルピナスの花たちが咲いていたのです!

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まだ、咲いていたルピナス
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あちこちに咲いているルピナス

私は興奮して、「なぜルピナスの花にこだわっているのか」をお話ししました。

すると、ガイドさんが言いました。

「これ、その方の子孫が世話してる畑だと思います。その話きいたことあります。」

そして、傍らの説明書きも見て、ガイドさんはさらにこう続けました。

「やっぱりそうですね。ここの畑の世話をしていた方、この秋に亡くなったんですよ。だから、この畑できれいなルピナスを見られるのは、今年が最後だったと思います。間に合いましたね。」

その瞬間、私はじわっと涙が出ました。

神様に感謝しました!今年、どうしても来たいと思ったのは、なにかに突き動かされてのものだったんだなと。来てよかった。テカポにこだわってよかった。——そう思えた旅でした。

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ルピナスさんの子孫が世話していた畑から山々を望む

ペンネーム「るぴなす」に込めた想い

この感動を胸に、私はペンネームを「るぴなす」と決めました。「世界をもっと美しい場所にする」というルピナスさんを見習って生きていきたいと思って。

Have a nice time! (^^)/